英語熱① 連載44回目 ソフト外交は英語から? 五味洋治 (2010.11.5) 米国と北朝鮮の接点、それは意外と身近なところにある。英語だ。今北朝鮮は英語学習ブームと言われる。意外とここら辺からソフト外交が展開する可能性もある。 北朝鮮では英語は「敵性外国語」だった。ロシア語が第1外国語であり、優秀な学生はロシアやチェコなど東欧に留学した。 経済通で知られていた延享黙元首相はチェコに留学している。金正日総書記の長男正男は、最初ロシアに留学したがなじめず、スイスのジュネーブの学校に通ったことはよく知られている。 英語の本やビデオ、英語がデザインされたTシャツも禁止である。ロサンゼルスタイムズ2005年7月21日付けによれば、金日成主席が英語教育を始め、一部の優秀な学生をカナダなど海外に送りはじめた。 また非英語圏の学生が受ける英語試験TOEFLの受験者は、2004年に4783人となり、6年前に比べ3倍になったという。 さらに「ごく少数の限られたエリート学生は、タイタニックやジョーズといったハリウッド映画で英語を学ぶことが許されている」(同紙)という。 2000年平壌を訪問したオルブライト国務長官(当時)に、金正日総書記が「英語教師を送って欲しい」と申し入れている。 連載45回目 カナダ留学が流行 |