李大統領は、「従北」の清算には失敗したが保守の瓦解には成功している。ハンナラ党を中道政党化して、保守と切り離すのに成功した。一部の保守勢力を、中道という薬で麻酔させて親政府-御用化するにも成功した。正統保守勢力を遠ざけ、正統保守勢力が主張する憲法的価値を無視することで保守の立地を取壊すのにも成功している。彼は「従北左派」には真心で対し、右派には上辺で対する。李明博大統領に背信を感じた保守層の怒りがどこへ向けられるか分からない。この憤怒がハンナラ党と李明博大統領を沈没させるかも知れない。世の中にただは無い。 保守勢力を瓦解させ、ハンナラ党を無力化させたおかげで「従北」らの歓心を買った李明博大統領は、在任期間中は困難なく過ごせるかも知れない。問題は退任後だ。在任5年間彼が歴史に残した業績は何かを追及される。 理念の戦場で最も重要な武器である理念を放棄した最高司令官が歴史に残した記録は、浴場の濡れたタイルの上に水性サインペンで書いた文字に過ぎない。石に刻んだ歴史は風や雨に耐えるが、浴場のタイルの上に書いた字は水に洗われてあっという間に消える。 www.chogabje.com 2010-10-24 22:35 |