オバマ政府と李明博政府の対北政策の基調を見ると、カーターが割り込む余地はないようだが、金正日政権はカーターの親北性向と偽善性、そして言論の健忘症を巧みに利用して、対北封鎖網に穴をあけようとする贋平和攻勢を試みるはずだ。韓国の親北勢力や野党、そしてまぬけな言論がこれに迎合するかも知れない。国民はカーターの動向に対して数日間鋭意注視する必要がある。 *1977年5月22日、朴正煕大統領は秘書陣と食事をしながら駐韓米軍を撤収するというカーターを批判した。 <<韓国にどういう人権問題があるのか、とアメリカ人たちに具体的に尋ねると、彼らも答えられません。人権侵害というのは法によらず裁判もせず弾圧することをいうものであって、憲法によって3審を経て、それも公開的に外国記者らにまで傍聴させながら、法を以て確定して処罰するのをどうして人権侵害といえるのかということです。 先日、ウルフ議員も、スナイダー大使も、「カーターが言ったことだから、アメリカの面子に配慮してジェスチャーでもやって欲しい」と私に話したが、私にジェスチャーができるのがあってこそやれるではないか。今服役中の人も、前の民青学連事件のように悔い改めて良い人間になれば、赦免もできるということですよ。 反体制の人々の鼻を高くさせるのは正にアメリカ人たちの所為だ。米国が役に立たないと感じる時こそ服役中の人々も考えが変わるはずで、そうなると釈放もできる。この機会にそういう人々の事大根性を根絶せねばなりません。外勢に依存する根性を捨てなくては真の自主独立の国民と言えません。 今までアメリカで反政府運動をした人々、李龍雲元海軍参謀総長や文明子氏などが言った根拠のない話を米国はそのまま言論に掲載したよ。駐韓米軍が東北亜の平和のため至大な貢献をしたのは事実です。まだ韓半島に平和が定着したのではありません。 韓国に平和が定着するか少なくとも北傀を確実に凌駕する力ができるまで、駐韓米軍があった方が良い。ところが、彼らが一方的に撤退するといいました。韓半島の安保は韓国だけの責任なのか? 韓・米両国の共同責任です。彼らが撤退しても、装備を(われわれに)引渡し、空軍力さえ増強すれば、有事の際にわれわれの力だけでも十分に敵を防げます。 私はベトナム事態の時すでに駐韓米軍の撤収を予想しました。あらゆる情勢から見て、北傀が南侵しても中国やソ連が兵力支援をしないと見ます。われわれの力が強くなれば、かえって中国・ソ連が北傀の南侵を牽制するはずです。これが正に共産党の戦術である。来年フランスから装甲車150台を導入し、秋には西海でミサイル試験発射もします。今回ハビブ米国務次官が来ると核を持っていくと脅すでしょうが撤収するなら持っていけ。彼らが撤収したら、われわれは核を開発するつもりです。>> 理念に無知だったカーターの馬鹿な真似 李明博大統領は、レーガン大統領の役割をせねばならない歴史の舞台で、カーター役をやっているのでないかと自身を振り返らねばならない。 [趙甲済、2008-03-02,22:50] 国際共産主義との対決で自由陣営が勝利するよう基礎を築いたアメリカのトルーマン大統領と、その戦いを仕上げたレーガン大統領は、共産主義を悪と見た理念型の指導者だった。 同盟国の人権問題は攻撃しながら、それよりもっと酷い独裁体制の人権弾圧に対しては沈黙したカーターは、理念の重要性が分からない偽善者であった。カーター大統領は、虐殺者の金日成に対しては好感を示しながら朴正熙大統領に対しては好感を持たなかった。彼は、朴大統領の「人権弾圧」に抗議すると言い駐韓米軍の撤収計画を強行したが軍部と行政府内の反発で中断した。朴正熙に対する彼の圧迫が「10.26事件」(*朴大統領暗殺事件)の一つの遠因となった。 彼は、ホメイニの全体主義的抑圧に比べると穏健だったイランのパーレビ王が、イスラム原理主義者らの攻撃で苦境に立たされた時、パーレビを圧迫し続けてパーレビが倒れるのに一役を買った。同盟国の指導者を捨てた彼は、ホメイニから感謝の表示どころか52人の大使館職員がイランに人質として抑留される事態に遭った。彼らを救助すると出動したアメリカの特攻隊は、離陸すらできず挫折した。これが1980年の大統領選挙で彼を落選させた。同盟国を裏切った悪業の報いだった。カーターの馬鹿な真似はここで終わらなかった。 |