天安艦の沈没事態と関連して、われわれは李明博大統領の周辺からそのような非常な危機意識や安保的緊張感のようなものを全く見られなかった。これが普通の状況なのか? にも拘らず、李明博大統領の男たちはむしろ国防長官の安保的観点を不満に思って、国防長官の国会答弁中に「そう言うな」とのメモを伝えた。これが一国の大統領府がやるべきことなのか? どの国でも、国防長官は外相と違って強硬な安保的発言をするものだ。なのに、国防長官のそのような自分の役割を果たすことに対して、何、メモを伝達? こんな弁えのない奴らがいるものか? 大統領は「国家安保の重大状況」であることを宣言し、国防長官は「北韓の攻撃可能性を念頭に置いて調査する」と話し、外相は「客観的・科学的・国際共助の調査」をいうのが国の国らしさだ。李明博政府にはまったくこういうのが無い。 会長様が「相手を刺激したら受注の契約が破棄されるのでは」と憂慮すると、秘書室が会長の方針を一斉に各部署に命令する遣り方しかないのだから、これが国と言えるのか? 国家を会長様の会社のレベルに格下げさせた格好だ。 国家とは何か? 意志的、哲学的価値の胆力と智慧を持つ主体だ。カネを投資してカネを稼ぐ商人ではない。名誉意識を失った国家は国家でなく捕虜の集団だ。意志と価値はさて置き、最小限の名誉意識すら持っていない最低レベルの統治力(governing)をわれわれは目撃している。 政治路線の上では絶対に賛成できない人だったが、盧武鉉はそれでも自分なりの価値観はあった。その追従者らが今李明博政権を誕生させた陣営を口には出さないがどれ程軽蔑しているだろうか? 「君たちはせいぜいそれくらいなのか?」と。 柳根一の耽美主義クラブ http://cafe.daum.net/aestheticismclub 2010.04.05 22:34 |