北韓住民は彼の名前も知らないのに、世間知らずの20代の若造に、大韓民国の安保政策を管掌する首席秘書官が急いで「後継者に内定された方」と持ち上げると金正日も笑うはずだ。今、「朝鮮労働党」の宣伝煽動部は金・ジョンウンに対して沈黙している。何の「イメージ・メーキング」の作業もやっていない。なのに、大韓民国の安保首席が進んで「朝鮮労働党」の宣伝・扇動よりもっと「世襲体制宣伝」をやってあげる。大韓民国建国以来公職者がこういう反国家的、反倫理的妄言を言った例を私は知らない。盧武鉉大統領(当時)が平壌に行って金正日のご健康を祈願する乾杯辞をやったことよりひどい。 金首席のこういう発言は反教育的だ。 国民、特に学生たちがこの話を聞けば大韓民国の大統領が希代の独裁者やその息子に丁寧に対するのを見ると金正日は良い人だと考えるだろう。大人たちが子供たちに善と悪を区分できなくし、大韓民国の自由民主の理念に対する自負心も持てなくようにすることだ。 李明博大統領とハンナラ党がこの妄言に対して何の反応を示していないのは自分たちも金星煥首席と同様に「魂のない存在」であることを自ら認めているのだ。 ................ 参考:金星煥安保首席の反憲法的、反国家的、反倫理的妄言 反国家団体である北韓政権を国家と強弁しながら金正日と金・ジョンウンに極尊称を使用! 大統領は即時罷免せよ! (趙甲済) 金星煥大統領外交安保首席は3月4日、中央日報と現代経済研究院が主催したセミナーで、金正日を「におかれましては」、彼の息子の金・ジョンウンに対しては「後継者に内定された方」と尊称を使って注目を引いたと中央日報が報道した。その理由を問われるや、「その方(金正日)が一国を治める方だから公開席上で礼儀を守るのが正しいと思う」、「また北側がわが大統領を誹謗してきたのを(わが方が)批判してきた立場でもそう思う」と答えたという。 金首席はここで重大な事実誤認をしている。金正日を「一国を治める方」といったが、わが憲法は北韓政権を「反国家団体」と看做し、「国家」と見ない。それで北韓を「朝鮮民主主義人民共和国」でなく「北韓政権」や「北韓当局」と呼ぶ。北韓住民が脱北して韓国に来たら別途の国籍取得の手続きなしで大韓民国国民と認めて住民証を発給するのも、憲法が北韓地域を未収復の大韓民国領土と看做すためだ。なのに、金首席は北韓を別個の国家と見る。去る65年間南北の分断状態が続き戦争までやった理由は南・北韓のどちら側が民族史の正統国家なのかを決めるためだった。 大韓民国は韓半島の唯一合法国家であり民族史の正統国家だ。この事実を否定する人は国民の資格もない。ましてや安保首席とは! |