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20代の青二才に「後継者に内定された方」とは!
~大韓民国の大統領安保首席が北韓労働党の宣伝扇動よりもっと「世襲体制の宣伝」をやっている~
趙甲済
(2010.3.9)

 

    金星煥青瓦台外交安保首席は、3月4日の中央日報と現代経済研究院が主催したセミナーで、300万人を虐殺した金正日に対して「におかれましては」、三十才にもなっていない息子の金・ジョンウンに対しては「後継者に内定された方」と極尊称を使って注目されたと中央日報が報道した。その理由を問われるや「その方(金正日)が一国を治める方だから公開席上で礼儀を守るのが正しいと思った」、「また北韓側がわが大統領を誹謗してきたのを(わが方が)批判してきた立場でもそう思う」と答えたという。

     ヒトラーよりもっと悪魔的な民族反逆者に対して極尊称を用いたよりもっとおぞましいことは彼の息子に対して「後継者に内定された方」と屈従的な表現を用いた点だ。

 

     北韓政権は金・ジョンウンの後継者説に対して公式に否認している。金・ジョンウンが公開活動をやったこともなく、公職を引き受けたという証拠もない。内定説そのものを否定する北韓専門家たちも多い。「内定」されたとしよう。大韓民国大統領の安保補佐官がその段階から恐れ戦く? 本当に後継者と確定したらどれほど屈するだろうか? 北韓式で「首領様の英明な息子さん」と呼ぶのではないか?

 

     階級打破を核心とする社会主義体制で「3代世襲」というと通り掛かりの牛も笑うはずだ。大韓民国政府は民主主義の原則に立ってこういう封建的策動を今から批判すべきだ。なのに、大韓民国大統領の路線を代弁する補佐官が「3代目世襲」を認めるのを超えて称賛する語法を使った。外部の人々は彼のこういう姿勢を李明博大統領の方針だと解釈せざるを得ない。

 

     北韓住民は彼の名前も知らないのに、世間知らずの20代の若造に、大韓民国の安保政策を管掌する首席秘書官が急いで「後継者に内定された方」と持ち上げると金正日も笑うはずだ。今、「朝鮮労働党」の宣伝煽動部は金・ジョンウンに対して沈黙している。何の「イメージ・メーキング」の作業もやっていない。なのに、大韓民国の安保首席が進んで「朝鮮労働党」の宣伝・扇動よりもっと「世襲体制宣伝」をやってあげる。大韓民国建国以来公職者がこういう反国家的、反倫理的妄言を言った例を私は知らない。盧武鉉大統領(当時)が平壌に行って金正日のご健康を祈願する乾杯辞をやったことよりひどい。

 

     金首席のこういう発言は反教育的だ。 国民、特に学生たちがこの話を聞けば大韓民国の大統領が希代の独裁者やその息子に丁寧に対するのを見ると金正日は良い人だと考えるだろう。大人たちが子供たちに善と悪を区分できなくし、大韓民国の自由民主の理念に対する自負心も持てなくようにすることだ。

 

     李明博大統領とハンナラ党がこの妄言に対して何の反応を示していないのは自分たちも金星煥首席と同様に「魂のない存在」であることを自ら認めているのだ。
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     参考:金星煥安保首席の反憲法的、反国家的、反倫理的妄言

     反国家団体である北韓政権を国家と強弁しながら金正日と金・ジョンウンに極尊称を使用! 大統領は即時罷免せよ! (趙甲済)

 

     金星煥大統領外交安保首席は3月4日、中央日報と現代経済研究院が主催したセミナーで、金正日を「におかれましては」、彼の息子の金・ジョンウンに対しては「後継者に内定された方」と尊称を使って注目を引いたと中央日報が報道した。その理由を問われるや、「その方(金正日)が一国を治める方だから公開席上で礼儀を守るのが正しいと思う」、「また北側がわが大統領を誹謗してきたのを(わが方が)批判してきた立場でもそう思う」と答えたという。

 

     金首席はここで重大な事実誤認をしている。金正日を「一国を治める方」といったが、わが憲法は北韓政権を「反国家団体」と看做し、「国家」と見ない。それで北韓を「朝鮮民主主義人民共和国」でなく「北韓政権」や「北韓当局」と呼ぶ。北韓住民が脱北して韓国に来たら別途の国籍取得の手続きなしで大韓民国国民と認めて住民証を発給するのも、憲法が北韓地域を未収復の大韓民国領土と看做すためだ。なのに、金首席は北韓を別個の国家と見る。去る65年間南北の分断状態が続き戦争までやった理由は南・北韓のどちら側が民族史の正統国家なのかを決めるためだった。 大韓民国は韓半島の唯一合法国家であり民族史の正統国家だ。この事実を否定する人は国民の資格もない。ましてや安保首席とは!

      北韓が国家と言えないという事実は憲法上で明白なだけでなく実際がそうである。あらゆる国際的約束を破棄した北韓、阿片の栽培と密売を主な輸出産業とする北韓、300万人の住民を飢えさせて殺した北韓、しかも大韓民国を国家として認めない北韓政権を大韓民国の大統領首席秘書官が「国家」と認めたことは一大事件だ。北韓政権を国家と認めれば統一を放棄することになる。西ドイツは東ドイツを国家として認めなかったため別途の憲法改正(制定)の手続きなしで西ドイツの憲法秩序の中に東ドイツを吸収統一することができた。大韓民国が北韓政権を国家として認めればわれわれは世界の前で「これから統一を放棄し、分断膠着の状態で互いに外国として生きていく」と宣言することになる。金首席は反統一の分断固着論者であることが明確だ。 

     下の金成昱記者の記事によればこういう心証が一層固まる。

     <聯合ニュースの2月19日の報道によれば、金星煥大統領外交安保首席は2月18日、ヨーロッパ連合商議(EUCCK)主催の昼食懇談会で「1つの国家へ行く政治的統一はいつなるか分からない」、「南・北が2つの国家を維持しながらもいつでも相互往来が自由になれば『事実上(de facto)の統一』になる効果と似ていると言える」と話した。

 

     金首席の発言は深刻な問題を内包している。

     まず、「南北がいつでも相互往来が自由になれば事実上の統一になる」という主張は非現実的だ。金正日政権が保つ状況で南北の自由往来が可能だろうか? 南北の自由往来は共産独裁、首領独裁が崩れてこそ可能なのに、こういう前提のない発言は空しいだけだ。結局、こういう空論は「今が良いからこのままでいよう」という話だ。巨大な監獄で死んでいく2300万の北韓同胞を見棄てることであり、徐々に赤化される南韓の地を放置するという話だ。 

 

     もっと深刻なのは「南・北が2つの国家を維持する」という発言だ。韓半島に2つの国家があるのか? 唯一の国家は大韓民国であり、北韓地域は取り戻さねばならない未収復の地域で、北韓政権は未修復地域を不法的に占拠している反国家団体であり、北韓住民は憲法上の国民だ。「南北基本合意書」も南・北関係を「国家対国家」の関係でなく、「特殊関係」と規定する。UNへの同時加入は国際法的国家承認の意味ではない。大韓民国は北韓政権を国家として認めたことがなく、この根本的決断は60年間変わらなかったし、変えられなかった。

 

     北韓政権は滅びつつあり、自由統一のチャンスが近づいているのに、権力の核心から出る発言は他の国の話だ。>

 

     対北政策と統一政策は大韓民国憲法を踏み躙りながら推進できない。大韓民国の公式的な統一方案の「韓民族共同体統一方案」でも「国家連合」でなく「南北連合段階」といい、憲法体制から離脱しなかった。金大中、盧武鉉政権は「6.15宣言」と「10.4宣言」を通じて大韓民国の唯一合法性と正統性を放棄したことで憲法精神を否定した。金星煥首席も一ヶ月間二度も憲法を正面から否定する発言をした。正常な国家ならこれほどの反憲法的発言は罷免の事由に該当する。誰より任命権者である大統領が怒ってそうしなければならないことだ。大韓民国の公務員として反国家団体である北韓政権を国家と認めたことよりもっと犯罪的過ちはない。

 

     虐殺集団の北韓政権を国家と認めるのは何よりも反歴史的で反倫理的だ。国家は最も高い理性を持つ組織でなければならない。このような反国家的、反倫理的な考えを持った人物だから金正日とその息子に極尊称を使っただろう。言語はその人間の教養と価値観を反映する。もし、イスラエル政府の長官がヒトラーを「総統様」と呼んだら命が保つだろうか。

 

     こういう反安保的人物が李明博政府の安保政策の責任を負っているということは考えるだけでもぞっとする。理念を見くびる李明博政府の胎生的な限界だ。理念武装が出来ていない公職者は必ずこういう過ちを犯す。理念は価値観、一貫性、そして愛国心であるため、これが欠如した公務員は日和見主義的に対応する。李明博大統領の中道路線が安保や統一問題に適用されれば大韓民国の精神が汚染されるという愛国者たちの警告があまりにもはやく現実化した。

 

     憲法の第1、3、4条は、「北韓の労働党政権の解体による自由統一」を明文化した。これは国民に対する命令だ。憲法も読まない(あるいは読んでも無視する)人が再教育過程に入らず青瓦台へ入って安保政策を指揮する大韓民国がこの程度に持ち堪えているのももう一つの「漢江の奇跡」だ。

 

     写真:北韓で公開銃殺光景(上)、ナチスによって虐殺されたユダヤ人の死体(中)、北の強制収用所の位置(下)。

 

     www.chogabje.com 2010-03-07 20:18