金首席は、金正日を「一国を治める方」といったが、わが憲法は北韓政権を「反国家団体」と看做し「国家」と認めない。北韓を「朝鮮民主主義人民共和国」でなく「北韓政権」、「北韓当局」と呼ぶのはこのためだ。北韓住民が脱北して韓国にきたら、別途の国籍取得の手続きなしで大韓民国国民と認定し住民証を発給するのも、憲法が北韓地域を未収復の大韓民国領土と看做すためだ。 北韓が国家と言えないのは憲法上で明白なだけでなく実際そうである。あらゆる国際的約束を破棄した北韓、阿片の栽培と密売を主な輸出産業とする北韓、300万人の住民を飢えさせて殺した北韓、しかも大韓民国を国家として認めない北韓政権を、大韓民国の大統領首席秘書官が「国家」と認めたことは一大事件だ。 北韓政権を国家と認めれば統一を放棄することになる。西独は東独を国家として認めなかったため、別途の憲法改正の手続きなしで西独の憲法秩序の中に東独を吸収統一することができた。大韓民国が北韓政権を国家と認めれば、われわれは世界の前で「これから統一を放棄し分断膠着状態で互いに外国として生きていく」と宣言することになる。金首席は反統一の分断固着論者であることが明確だ。 反国家団体の北韓政権を国家として認める金首席の発言は初めてでない。彼は2月18日のヨーロッパ連合商議(EUCCK)主催の昼食懇談会でも、「1つの国家へ行く政治的統一はいつ実現するか分からない」、「南北が2つの国家を維持しながらも、いつでも相互往来が自由になるなら『事実上(de facto)の統一』になる効果と似ていると言える」と話した(聯合ニュースの報道)。 大韓民国の公務員として反国家団体の北韓政権を国家と認めることよりもっと犯罪的過ちはない。虐殺集団の北韓政権を国家として認めるのは何よりも反歴史的であり反倫理的だ。国家は最も高い理性を持つ組織でなければならない。(金星煥首席は)こういう反国家的、反倫理的考えを持った人物であるから、金正日とその息子に最高の尊称を使っただろう。 金星煥首席は、1カ月間二度も憲法を正面から否定する発言をした。正常な国家なら、この程度の反憲法的発言は罷免の理由に該当する。したがって任命権者の大統領は金首席を直ちに罷免すべきだ。 今、絶対多数の国民は盧武鉉・金大中の左翼政権が続いているのではないかと疑っている。金首席が引続きポストを維持するなら、この憂慮は国民の抵抗と行動をもって表出されるだろう。 2010年3月5日、国民行動本部 (写真は金星煥青瓦台安保首席秘書官) www.chogabje.com 2010-03-05 11:15 |