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「平和協定」提案は「駐韓米軍撤収」主張だ!
~民主党-民主労働党-進歩新党など政界の論評はナンセンス!~
金成昱
(2010.1.12)

 

1.ウェルビーイング(wellbeing)政党のハンナラ党も頭痛の種だが、いわゆる野党は、国家は眼中にない怪物に堕落してしまった。話にもならない世宗市と関連しての馬鹿騒ぎもそうだが、北韓側の「平和協定」提案(1月11日)に対する反応を見てもそうだ。

 

    平壌側は11日、「6.25事変」60周年を迎えて、既存の「停戦協定」を「平和協定」に換える会議を開くことを提案した。また、「停戦協定の当事国らが韓半島の平和と安全、非核化を心より望むなら、これ以上自国の利益を優先させながら時間を遅滞せず、大胆に根源的問題に手をつける勇断を下さなければならない」と付け加えた。

 

2.停戦協定→平和協定への転換主張は、北側が駐韓米軍撤収のため数十年間主張してきた扇動論理にすぎない。「韓半島が戦争状態でなく平和状態になったから、米軍は出て行け!」ということだ。2012年4月17日の「韓米連合軍司令部」の解体まで確定された状況で、停戦協定→平和協定への転換までなされれば米軍撤収は引き返せなくなる。

 

    北韓側の主張を見れば、停戦協定→平和協定への転換は、つまり米軍の撤収だ。「停戦体制を平和体制に転換して...統一の最も大きな障害物になっている南朝鮮を強制占領している米軍を遅滞なく撤収させねばならない(2005年8月13~14、平壌人民文化宮殿での決議書簡)」、「平和体制を強固にし、(駐韓)米軍を撤去して民族の自主と統一を成就(2005年8月19日反帝民戦)」など、論理は一貫している。

 

    去年の3月19日の「労働新聞」を引用する。

 

    「米帝と南朝鮮傀儡好戦狂らが、南朝鮮全域で狂乱的に展開している歴史上類例のない戦争練習騒動のため、今朝鮮半島では些細な偶発的な要因によっても核戦争が爆発できる危険千万な情勢が造成されている...(中略)...アメリカが真に朝鮮半島の平和のため努力する用意があるなら、南朝鮮から自らの侵略武力を撤収し、朝鮮停戦協定を平和協定に変え、わが共和国を反対する一切の軍事的行動をやめねばならない...(中略)...朝鮮半島で緊張状態を解消し、平和と安定をなすためには南朝鮮から米軍を撤収させるべきだということは論ずる余地もない...(中略)...停戦協定を平和協定に変える問題に対する態度は、平和を望むかそれとも戦争を追求するかを見分ける尺度となる。」

 

    以上の主張は、いわゆる「米帝」と「南朝鮮傀儡好戦狂」たちが戦争策動を展開しているから、停戦協定を平和協定に変え、米軍を撤収させてこそ韓半島に平和が訪れるということだ。

 

    停戦協定→平和協定への転換が即ち駐韓米軍の撤収というのは、北韓の辞典的定義でもある。北韓の「百科全書」(平壌科学百科事典出版社刊)に定義された「平和協定」の概念はこうだ。

 

    「朝鮮戦争を法的に終結させ、朝鮮で強固な平和を保障するための協定...(中略)... 平和協定は、双方が互いに相手方を侵さず、武力増強と軍備競争を止め、アメリカは朝鮮の内政に干渉せず統一を邪魔せず、南朝鮮を強占している米軍を撤去させ、米軍が撤去した後朝鮮は如何なる他国の軍事基地や作戦基地にもならないというのを基本内容としている...(下略)」

 

3.停戦協定→平和協定への転換とは米軍撤収であることが明白にもかかわらず、民主党-民主労働党-進歩新党など左派政界の論評は見ものだ。

 

    民主党は、「丁世均代表は、すでに新年記者会見を通じて、古い休戦協定を廃棄して韓半島の希望を盛込んだ平和協定に変えねばならないと表明したことがある」、「北韓の平和協定会談提案に対して歓迎し、北韓の今回の提案が韓半島平和の契機になることを希望する」と主張した。

 

    民主労働党も、「民主労働党は、昨年10.4宣言2周年を迎えて、韓半島の終戦宣言のための3者、または4者首脳会談を提案したことがある」、「韓半島の平和定着のため停戦協定を廃棄して平和協定を締結するのは必須不可欠な問題なので北韓のこの提案を歓迎する」と主張した。

 

    進歩新党も、「6.25戦争勃発60年になる今年、停戦協定を平和協定に変えるための会談を早く始めることを公式提案したもの」と歓迎の意向を明らかにしてから、1950年以後戦争と対決の時代を終息させ、長期的に韓半島平和時代へと進む踏み台を用意する意味がある」と主張した。

 

    彼らは、北韓側の主張なら水火も辞せず大喜びを表する。そのようにして作った合意が(金大中の)「6.15」であり、(盧武鉉の)「10.4宣言」のはずだ。それなら米軍を追い出し、連邦制で朝鮮労働党を第一党にする「事変」が起きても歓迎の意を表わすつもりなのか? 深刻なのは大韓民国国民の相当数がこれらの集団を支持しているということだ。 韓国の問題は、それで経済の問題でなく、安保の問題であり情神が問題なのである。
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    「真の平和」=「革命的戦争観」

 

    北韓は「平和」という概念そのものが南韓とは異なる。

    先に触れた「百科全書」は、反戦平和を指す「平和主義」を定義して、「戦争一般に反対し、無原則な平和を説教する思想」、「平和との見栄えの良い風呂敷で包まれたブルジョア的・機会主義的思想」と非難する。

 

     いわゆる「平和主義」に対立する「真の平和思想」を、「人民大衆を外来の帝国主義者たちと搾取階級らの前で、搾取と圧迫、隷属と屈従から脱するようにするもの...革命的戦争観点...主体の革命理論」などの概念をもって説明する。

 

    www.chogabje.com  2010-01-12 00:46