住民の所得が全国2位の忠南道になぜ「世宗市」を建設するのか? ~忠南道の住民所得は最下の大邱市の二倍。立遅れた地域の「均衡発展のための遷都」という説明は詐欺だった~ 趙甲済 (2009.11.25) 2007年度の1人当り地域総生産に関する統計庁の資料によれば、世宗市が建設中の忠清南道の1人当りの住民所得は蔚山広域市の次だ。蔚山市は、重化学工業のおかげで1人当りの住民所得が4450万ウォンだ。忠南道は2843万ウォンで全国2位だ。全国平均(2028万ウォン)よりはるかに高く、ソウルよりも慶南・北道よりも多い。1人当り住民所得の最下位は大邱の1306万ウォンで忠南道の半分だ。 忠南圏の西海岸には工場と港湾がたくさん集中している。中国の発展で「西海岸時代」が開かれて久しくい。にも拘らず、盧武鉉は「均衡発展」という美名の下、忠清道の内陸地方へ首都を移転する公約をして当選し、憲法裁判所がこれを違憲と規定するや「首都分割」形態の世宗市を発想したのだ。 1人当りの住民所得が全国2位の忠南道に「均衡発展」名目の世宗市を建設するということは論理的に矛盾だ。「北進自由統一」時代に首都機能の半分を南の内陸に移すことも話にならない。 首都を移転しない代りに教育、科学、企業都市を云々しがら、世宗市に過度な投資をするのも性急だ。優先させるべきことは、首都分割を目的とした建設事業を中断させ、投資対効果の妥当性を根本的に見直すことだ。世宗市に対する政府機関の移転を放棄する代価として忠南人を満足させるため過度な投資をやれば、これは必然的に忠南より貧しい地域の犠牲によってなされることになる。また別の葛藤要因になる。大邱、釜山光州の人々が自分たちより二倍も所得が高い忠清南道に政府が過剰投資をし、特別待遇をするのを黙って見るだけだろうか? 一つの火種を消すためより大きくの火種を作らないように慎重な決定が求められる。 *2007年度1人当り地域別総生産(単位:千ウォン) 全国平均20,287。 ソウル23,591、釜山14,944、大邱13,060、仁川18,286、光州14,727、大田14,923、蔚山44,507、京畿17,543、江原17,674、忠北20,224、忠南28,482、全北16,144、全南26,027、慶北24,280、慶南22,131、済州16,043(資料:統計庁) www.chogabje.com 2009-11-24 16:55 |