Ⅱ 北朝鮮国連代表部の機能と謎② 連載15回目 大都会にある秘密の場所 五味洋治 (2009.9.30) 2007年3月10日の東亜日報の記事によれば、業務の分担は、次席大使が国連業務を担当、政務公使は米国業務担当だった。政務公使がより重要な役割を負っている。 北朝鮮外交官たちの英語水準は概して高い。北朝鮮外交官は30マイル(約48km)旅行制限を受ける。 北朝鮮外交官たちはマンハッタン国連本部向い側にあるルーズベルト島のアパートに住んでいる。 ニューヨークでは北朝鮮に友好的な僑胞(海外在住韓国人)らが色々な方法で代表部の暮らしを助けている。 2008年12月6日付の朝鮮日報電子版は、北朝鮮と親密な関係を結んでいた在米韓国人を韓国の公安当局が拘束したとの記事を掲載した。 ソウル中央地検公安1部は5日北朝鮮に密入国して北朝鮮を称揚、鼓舞した疑惑(国家保安法違反)で男性チョン氏(46)氏を、同月5日に拘束した。 検察によればチョン氏は米国テネシー州でクリーニング屋を営む米国永住権者で、2005年11月北朝鮮に密入国した経験もあった。国連北朝鮮代表部人間と接触しながら、北朝鮮の主義、主張を称揚、鼓舞した疑惑を受けている。 米国のチョン家には、金日成・金正日父子の写真と北朝鮮国旗を所有していたうえに、「世紀とともに」など北朝鮮関連の書籍1300余冊が自宅の本棚にあったと検察は伝えた。 チョン氏は特に米国内で朝総連(在日本朝鮮人総連合会)のような親北反韓団体を組織しようとする計画を持っていたという。これは、米国内に北朝鮮を助ける人間がいることを示している。チョン氏のケースは氷山の一角だ。 この他にもニューヨークには、北朝鮮がらみの企業がある。米国に進出した「平壌焼酎」の事務所もあり、韓国の情報関係者は、「不透明な金の流れがあるかもしれない」として注意していた。
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