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「5.18光州事態」死亡者の銃傷分析
池萬元(システム・クラブ代表)
(2009.9.28)

 

    国家安全企画部は1985年5月、「5.18光州事態」死亡者を164人に対する死亡原因を分析した資料「光州事態状況日誌および被害現況」を発表した。反面、ソウル中央地検は、1995年7月18日、「5.18関連事件捜査結果」を発表した。ここには死亡者が2人増えた166人と記録されている。ところで、この二つの資料には相当な差がある。

 

    安全企画部が作成した164人は、学生33人、身元が確認された一般民間人119人、身元不詳12人になっている。学生33人はカービン銃およびその他の銃傷(武器庫から奪取)が22人、(戒厳軍が装備した)M-16による銃傷が10人、未詳が1人だ。身元が確認された民間人119人の中M-16による銃傷は26人、カービン銃およびその他の銃傷が58人だ。身元が確認された学生と民間人152人の中、M-16で死亡した人は36人、カービン銃やその他の銃傷で死亡した人は80人だ。身元が確認された学生および民間人死亡者の152人中、銃傷死亡者は116人、76.3%が銃傷による死亡者だ。銃傷死亡者116人中の36人がM-16による銃傷で、80人が武器庫から出た銃傷だ。すなわち、銃傷死亡者の69%が武器庫から出た銃傷だ。

 

    ところが、月刊朝鮮2005年1月号の別冊付録の要約は、 安全企画部の発表とは雲泥の差だ。民間死亡者166人の中131人が銃傷で、この中で96人がM-16による銃傷で、カービン銃やその他の銃傷が35人と要約されている。また、安全企画部資料には尹開源(尹祥源)が火傷となっているのに、月刊朝鮮には刺傷となっている。26.7%が武器庫から出た銃傷で、73.3%が(戒厳軍の)M-16による銃傷となっている。安全企画部の資料とは逆になってのだ。

 

    月刊朝鮮の資料と安全企画部の資料のどちらを信じるべきか? 安全企画部の資料は1985年に出されたもので、月刊朝鮮の資料は2005年に聚合されたものだ。2005年の資料なら、1995年の検察捜査資料を基本にしたもので、1995年の検察資料は、戒厳司令部の資料と安全企画部の資料を基礎にした。埋葬されてすでに骨だけ残っている死亡者らを取り出して銃傷を分析するのはできないことだ。筆者が安全企画部の資料を検討した結果、それ以上の正確な資料は無いように思える。死亡者や負傷者個人当たりいくらのお金を支給したのかに対する資料も詳しく記録されている。銃傷による死亡者の70%程度が「市民軍」が持っていた銃によって死亡したという戒厳司令部の資料が説得力を持つ件である。

 

    http://systemclub.co.kr 2009.9.21.