現代コリア

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「中国共産党」から「中国儒教党」へ?

~儒教を指導的理念として選択すれば、中国は結局中国式で近代化・先進化される。

問題は中国人たちの膨張する欲求がこのような過程を我慢してくれるのかである~
趙甲済

(2009.5.15)


    今日のインターナショナル・ヘラルド・トリビュン紙は、コラム欄で、「The Confucian Party」という題名の寄稿文を載せた。書いた人は、ダニエルA.ベルという学者だ。彼は、「中国の新しい儒教:変化する社会においての日常的生活と政治」という本の著者だ。「The Confucian Party」という題名は、「The Communist Party」という単語を意識して用いたのだ。中国共産党の未来が、「中国儒教党」になる可能性があるという主張だ。

 

    1977年、鄧小平が改革・開放路線を闡明し、その後22年間、年平均経済成長率10%を記録して、人類歴史上かつて見たことのない規模の高度成長をしている中国は、これ以上マルクス・レーニン主義の服を着ていられない。

 

    中国の指導部もその矛盾点をあまりにもよく知っている。そして「市場経済を採択した社会主義」という変形された政治体制を選択した。ところが、共産党内の保守派は、まだ共産主義理念を守ろうとする。だが、彼らは老いている。40-50代の主力世代が中国政治の未来を悩んでいる。

 

    個人主義を強調する西欧式の民主主義は、中国の現段階では困るという認識には一致する。それなら代案が何か? 政治制度はその国の歴史と文化に根元を置かねばならない。自ずと、儒教的政治理念に関心を傾けているのがこのごろの中国共産党だ。

 

    中国のエリートたちを養成する清華大学は、最近四書(論語、孟子、中庸、大学)を必須の教材として採択し、マルクス・レーニンの著作を代替するようにした。現実的で実用的な儒教は、変化を厭わないが、それが平和的に徐々になされるべきだと思う。この点が中国指導部にアピールする。儒教は、人間を教化することで世の中を変化させようとする。この点も中国の指導部の好みに合う。中国人民を長期間にかけて教育する過程を通じて、急変なしで中国を現代化させるというのが指導部の戦略だ。

 

    儒教を指導的理念として選択すれば、中国は結局中国式で近代化・先進化されるという話だ。問題は中国人たちの膨張する欲求がこのような過程を我慢してくれるのかである。

 

    同時にこのような方向が、韓半島の統一問題にどういう影響を及ぼすのかだ。中国は、裏口を護ってくれる北韓が、韓国のように自由化されず、社会主義独裁や中国式の権威主義政権として残ることを望むだろう。これは統一への障害要因だ。中国は、伝統的に韓半島、特に北韓地域に、敵対的の権力が存在するのを嫌った。ただ、 北韓政権が中国式に改革開放するのは賛成するはずだ。

 

    北韓の中国式改革開放が可能かどうかに対しも色々な見解がある。北韓政権が中国式改革開放をやって成功すれば、韓国との関係が友好的になるのか、もっと敵対的になるのか? 中国式の改革開放に失敗すれば、北韓は体制が崩れて韓国に併合されるのか、でなければ中国の物理的介入を招くだろうか?

 

    韓国としては、決定的な時期に、中国の反対を押し切って(一戦不辞の姿勢で)、民族の再統一を成し遂げられる国力と意志を育てていくしかない。

 

    www.chogabje.com 2009-05-12 11:53