1969年の春、釜山高等学校に入学して間もなく、 釜山を訪問されたマレーシア国王歓迎行事に動員された。 海辺の水営飛行場の近所で解散した後、家に戻らずそのまま「失踪」処理された 金・サンイン…
当局の緘口令のせいだったのか、学校でも口止めされ、中学校の担任先生が気を揉み悲しんだほどの優等生が、真昼に痕跡もなく消えてしまったのだ。 その当時、水営飛行場の傍らは葦が生い茂って、入り江には小さな漁船らが停泊中だったから、金・サンインの家の事情がよく分かる潜伏スパイが工作船へ誘引、拉致した可能性が高いが… |