具体的に中国の品物は、どれだけ北朝鮮に入っているのだろうか。2006年8月、中国「人民日報インターネット版」がそれを具体的に報道したことがある。
北朝鮮を訪問した吉林大学東北アジア研究員の徐文吉教授の言葉として「現在、北朝鮮の市場は、中国商品が約70%を占めており、北朝鮮製は20%、日本とロシアの商品が10%を占めている」「特にデパートや地下街など建物を賃借して売り場を作った中国商人が増えている」と報じた。
中国商人のサービス分野への投資も、2003年1100万ドル、04年1410万ドル、05年1490万ドルと増加している。また北朝鮮―中国の貿易額は、04年14億ドル、05年16億ドルに達した、と新聞は伝えている。
また、北朝鮮が中国の投資者を獲得するために38項目の投資プロジェクトを公開したが、「北朝鮮が要求する項目は、鉱山、自動車、海産物加工業などが主流」だが、「このうち、中国商人の関心を引いている項目は、地下資源開発と製造業だ」と紹介している。
また遼寧省、吉林省の国境地域の10の港で北朝鮮と交易が行われ、約100の丹東の企業と50~60の延辺の企業が辺境貿易に従事している。その一方、前年1年間に24万人の中国人が北朝鮮を訪問し、12万5000人の北朝鮮人が中国に行った、と同新聞は伝えた。
梁文秀慶南大学大学院北朝鮮学部教授は、「北朝鮮国内の総合市場における中国産の比率は80~90%にのぼる」と指摘している。この数字は、2002年に実施された経済改革「7・1経済管理改善措置」以降に入国した脱北者165人を対象として実施したアンケートの結果から結論付けた。