中国東北部の都市、瀋陽に駐在するイム・ヨンパル北朝鮮総領事が、遼寧省と吉林省、黒竜江省に100個余りの北朝鮮貿易商社らが代表部や支社、合作企業形式に進出していると述べたことがある(注2)。
それによれば東北三省地域に、七宝山ホテル1カ所と食堂が24あり、瀋陽と吉林省地域を中心に10余りの業者が進出しているという。このホテルは、北朝鮮の中国投資の第1号とされ、中国東北地方における北朝鮮の情報収集活動の拠点ともなっている。
北朝鮮の加工業進出もめだち、ボタン被覆など3つの大型工場が丹東に進出しており、キムチ工場も瀋陽と丹東、大連にそれぞれ2カ所、計6カ所ある。
IT(情報技術)分野の進出もブームとなっている。主に中国と合弁形態で、中国側で外注を受けて、北朝鮮と中国が共同でプログラムを開発、販売する形式でなされる。
北京にも幾つか会社があるが、北朝鮮と距離的に近い瀋陽には通信装置の共同研究、開発、映画、漫画の制作などを手がけ、大連では韓国と日本に輸出するコンピューター用プログラムの開発業者が少なくとも5社あるとされる。
(注2) 「黒龍江新聞(中国)」 : 2005年11月15日