現代コリア

TOP     日本     韓国(大韓民国)     北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)     その他     コラム一覧     佐藤勝巳     岡林弘志     五味洋治     田中明     会社紹介      
保守の勝利から十日間を振り返って 
~ハンナラ党は勢いを得て、左派は内紛、放送の変身、北朝鮮は沈黙し、保守勢力は多少気抜け状態。保守の自浄が課題~
趙甲済 / 洪 熒 訳
(2007.12.29)
 
    12月19日の大統領選挙で二人の保守候補が64%の得票率を記録し、左派政権を終息させてから10日が過ぎた。多くの変化があった。

1. 惨敗した左派勢力が内紛に陥った。大統合民主新党から20人余りの議員が「党論」(党の決議)を無視しイラク派兵の延長案に賛成票を投げた。民主労働党の中では「親北朝鮮勢力」と決別しなければならないという動きが出始める。親盧武鉉の左派系列の政治家たちが来年の総選挙で大挙落選する雰囲気が形成されている。
 
2. 保守勢力は強化されつつある。盧武鉉政府は事実上、李明博大統領当選者側の「政権引受委」の傘下に入った。ハンナラ党は与党としての姿勢を執っている。李会昌氏は15.1%の得票率を土台にし、鮮明な保守政党の創党作業に入った。来年の総選挙を通じてできる国会は保守化した姿であろう。
3. 放送が一夜で変わった。KBSとMBCが親北朝鮮的、御用的扇動放送を控えている。休む暇もなく吐き出す当選者側のニュースを追いかけていくのに忙しい。
 
4. 李明博当選者が北朝鮮人権問題を取り上げて論じる意向を明らかにし、韓・米・日の同盟と友好関係を復元すると言うや、東北アジアの情勢が変わる兆しができる。
5. 北朝鮮政権は李明博の当選に対し沈黙している。
 
6. 韓国の保守層も左派政権終息という目標を成就した後に、新しい目標を設定できず気抜けしている。「国民行動本部」などを除き、多くの愛国運動団体は選挙期間中、二人の李候補の支持を宣言した。今は愛国運動勢力が客観的姿勢に帰り、是是非非を弁じ、新しい方向の愛国運動を模索すべき時点だ。

7. 「保守の自浄」という話が力を得ている。保守の手で保守の問題点を正さなければならないという意味だ。これが制度的に可能になるためには、ハンナラ党の保守独占体制を破る第2の保守党が作られ、相互牽制・競争しなければならず、愛国運動団体が批判者の役割をなすべきであり、言論が左右の問題点を公正に扱わなければならない。
 
8. 保守勢力は正直で、清く、勇敢でなければならない。企業は秘密資金を作ってはいけない。資本家らは自由民主体制の主人公であり受恵者として、体制の維持に金を使わなければならない。このようなお金が清いお金である。
 
9. 「自主の精神」を持つ国家エリート層を育成しなければならない。韓国はこの60年間、海洋精神、尚武精神、企業家精神、自主精神を再発見した。自主精神は、大韓民国の民族史的正統性と国家的アイデンティティを自分の教養と信念として昇華させ、安保と法治を最も大きな価値だと考え受け止める。これは国家の魂である。私利私慾にしばられず、ひたすら国家利益を判断の基準とし、自主の魂を非妥協的に守ることができる国家エリート層があってこそ、国の方向性は失わない。このようなエリートたちを養成するための最初の課題は、漢字教育を再開し韓国語を復旧し、人文教育を蘇らせることである。

10. 李承晩と朴正煕の記念館を建て、学校と村ごとに「6.25事変」戦死者の記念碑を造り、未来世代が韓国の現代史を自慢できる風土を作る。韓国現代史をわい曲して教える「全教組」(全国教職員労働組合)に対して厳正な法的措置を執り、我々の純粋な子孫たちが汚染されないようにしなければならない。政権を奪還した保守勢力が国家の真の主人になるためには、正直、清廉、謙遜、勇敢でなければならない。清い保守こそが力強い。


超甲済ドットコム[2007-12-29,11:48] www.chogabje.com